実際にタケもそうで、タケが期間工になる前は期間工と派遣社員の違いが分かっていませんでした。
ですので、今回は期間工、派遣社員、契約社員の違いについてまとめていきます。
【雇用形態が違う】期間工は有期の直接雇用、派遣社員は有期の間接雇用
結論から言うと、
期間工はメーカーからの有期の直接雇用
派遣社員は有期の間接雇用(雇い主は派遣会社)
になります。
期間工も派遣社員も有期(期間の定めがある)事は同じです。
期間工とは?
先ほどもお伝えしたように期間工とは、
メーカーからの有期の直接雇用
された従業員となります。
”期間”工なので、もちろん契約期間の決まった(有期の)従業員という事になります。
でも期間中はそのメーカーに直接雇用されるからメリットがいっぱいです。
期間工のメリット3点
- 待遇面・福利厚生で得られるものが多い
- 失業保険がすぐに貰える
- 社会的な信頼が強い
①待遇面・福利厚生で得られるものが多い
- 高額な入社祝い金
- 満了報奨金
- 満了慰労金
- 赴任手当
- 食事手当
- 寮費無料
- 光熱費無料
期間工で働くメリットとしては最も大きいのはこの待遇面です。
正直貰えるものが多過ぎ!
もちろん、これらの待遇や手当はメーカーによって内容が違ったり、貰える条件が違ったりします。
期間工になった際は”貰える条件”をしっかり確認しておきましょう。
特に入社祝い金は高額です。
時期やメーカーによっては40万以上のお金をゲット出来ますが、出勤率100%が条件のメーカーも存在します。
ちなみに入社祝い金をゲットするためには派遣会社経由で期間工に応募する必要があります。
各メーカーの入社祝い金はこちらから見ることが出来ます。
時期によって入社祝い金の増減があります。
また、福利厚生の面でも正社員と同じものを受けられます。
メーカーによってはスポーツ施設や保養施設を独自に所有しており、期間工の間はその施設を使うことが出来ます。
②失業保険がすぐに貰える
期間工で期間満了した場合、失業保険をすぐに受け取れます。
一般的に、会社員を辞めた場合は「自己都合による退職」という扱いになり3カ月間の給付制限があります。
給付制限が付くと退職してから3カ月は失業保険が受け取れません
ですのでどうしても失業保険を受け取りたいという方は、3カ月は無収入で過ごすことになります。
ですが、期間満了した期間工の場合は”会社都合”での退職という扱いになるので期間満了後、すぐに失業保険を受け取れます。
退職してすぐに失業保険を受け取りながら違う仕事を探してもいいし、資格の勉強をする事も出来ます。
起業の準備を進めてもいいかもしれません。
③社会的な信頼を使える
”有期”とはいえ、勤めているメーカーの従業員です。
例えばトヨタ自動車で働いていれば履歴書にも書けますし、自動車のローンを組んだり、クレジットカードを作る時も豊田自動車の社会的信頼を使うことが出来ます。
もちろん、ローンが通るかどうかはその人自身の信用情報も関わってきます。
ですのでトヨタ自動車だから必ず通るわけでは無いですが…。
期間工のデメリット3点
- 有期なので長く働けない
- 退職金やボーナスは無し
- 正社員より社会的地位が低い
①有期なので長く働けない
これは派遣社員も同じですが、期間工は”有期”契約です。
長く働いても2年11カ月までです。
もちろん、2年11カ月働いた後にもう一度同じメーカーで期間工として働く事も出来ます。
その場合は、日給が高い状態からスタート出来るメーカーも多いので稼ぎやすいですね。
②退職金やボーナスは無し
期間工は退職金やボーナスという概念はありません。
ロッカールームで正社員の方がボーナスの話で盛り上がっていても期間工だと貰えません。
ですが、
期間工は入社祝い金、満了報奨金、満了慰労金といった、
正社員や派遣社員には無いお金を頂くことが出来ます。
ボーナスや退職金の代わりに入社祝い金、満了報奨金、満了慰労金があるので期間工だから待遇が悪いという事は無いでしょう。
③正社員より社会的地位が低い
期間工がメーカーの直接雇用とはいえ、”有期”という雇用形態です。
どうしても社会的には、
期間工<正社員
という不等式になってしまいます。
「トヨタ自動車で働いている」と聞いて凄いなぁと思って、よくよく話を聞いたら期間工だった。
なんだかガッカリ。
正社員と言えば期間の定めがないわけなので給料・待遇・生活面で安定しており、社会的地位が高いです。
期間工は”有期”契約なので、働いている時はいいですが、いつかは終わりが来ます。
さらに不景気になれば契約の更新がされず、思っていたよりも早く契約期間が終わる場合もあります。
そういう状況に置かれた時は期間工の立場は弱いですね。
期間工≒契約社員ってどういうこと?
結論から言うと、期間工は契約社員です。
なぜ期間工と呼ぶかですが、工場で勤務しているから期間工と呼んでいるだけで、雇用形態としては契約社員になります。
派遣社員とは
冒頭でも書きましたが派遣社員は、
有期の間接雇用(雇い主は派遣会社)
です。
つまり派遣社員の雇用先は派遣会社。
派遣会社の社員が各メーカーに派遣されて働くので派遣社員といいます。
もちろん、雇用先が派遣会社になるので給料は派遣会社から出ます。
待遇面も派遣会社の規定に基づいたものとなります。
派遣社員のメリット3点
- 高時給の場合が多い
- 工場勤務以外の職種も可能。勤務時間や場所も選べる
- 日払いや週払いに対応している場合も
①高時給の場合が多い
派遣社員の場合は入社祝い金や満了報奨金がありません。
時給と残業で稼いでいくことになります。
ただ、その時給が高いことが多い!
タケが働いている豊田自動織機を例に出すと、期間工だと日給10000円(初回時)です。
実働時間(7.5h)で割って計算すると、
10000÷7.5=1333.33円
約1350円程です。
一方、派遣社員として同じ職場にいる方だと、時給1600円。
明らかに派遣社員の方が高いです。
もちろん、メーカーによって日給や時給は異なってくるので一概には言えないですが、時給計算で比べた場合派遣会社の方が高いことが多いです。
②工場勤務以外の職種も可能。勤務時間や場所も選べる
派遣先や勤務時間は自分である程度選択出来るのも派遣会社のメリットです。
夜勤が嫌なら夜勤無しの工場で働いたり、工場以外の職種で働いたりも可能。
④日払いや週払いに対応している場合も
派遣会社にもよりますが、日払いや週払いの給与を受け取れる会社もあります。
どうしてもお金の事情が厳しい場合は特別対応してくれる場合も。
という場合でも週払いして貰えればなんとかなります。
派遣社員のデメリット4点
- 有期契約でいつまでか分からない
- ボーナスや有休が無い
- 失業保険が”すぐに”貰えない
- 寮が近いとは限らない
①有期契約でいつまでか分からない
派遣社員も”有期”契約です。
こちらも期間工と同じく3年未満という条件があります。
長く同じ職場で働くというのはやりにくいです。
しかも期間工と違いあらかじめ期間が定まっている訳ではありません。
受入側のメーカーの都合、派遣会社の都合で途中で切られる場合もあります。
②ボーナスや有休が無い
ボーナスや有休が無い
入社祝い金や満了報奨金、満了慰労金といった各種手当もありません。
派遣社員として工場で働く場合、こういった追加で貰える手当類は全て貰えません。
各種祝い金や手当が無い分は高時給で稼ぎきるしかありません。
③失業保険が”すぐに”貰えない
1年以上働いてから退職した場合、失業保険を国から受け取ることが出来ますが…。
派遣社員の場合、退職は「自己都合での退職」となります。
期間工を期間満了で退職した場合は「会社都合での退職」
派遣社員の退職は「自己都合での退職」
期間工のメリットの欄でもまとめましたが、期間工が期間満了した場合、すぐに失業保険を国から受け取れます。
しかし、派遣社員の退職は自己都合なので3カ月の給付制限がつきます。
つまりは退職してから3か月間は失業保険を受け取れません。
もちろん、失業保険を受け取れない訳では無いです。
④寮が近いとは限らない
派遣社員として工場で働く場合、自宅から通勤するか、派遣会社の寮に入ることになります。
期間工であればメーカーが用意した寮に住めます。
寮と勤務先の工場は近いことが多いので通勤も楽です。
ただ派遣会社の寮はあくまで派遣会社が用意した寮です。
通勤バスで1時間以上掛かる場所から通勤している派遣社員の方も見ます。
比較的通勤時間の短い寮に住めればいいですが、遠い場合は覚悟しないといけません。
期間工か派遣社員か。タケなら期間工をおすすめします
工場で働く有期契約の契約社員の事を期間工、
派遣会社に登録して工場に派遣されている方を派遣社員といいます。
期間工も派遣社員も雇用形態の違いはあれど、どちらもメリット・デメリットがあります。
期間工メリット
- 待遇面・福利厚生で得られるものが多い
- 失業保険がすぐに貰える
- 社会的な信頼が強い
期間工デメリット
- 有期なので長く働けない
- 退職金やボーナスは無し
- 正社員より社会的地位が低い
派遣社員メリット
- 高時給の場合が多い
- 工場勤務以外の職種も可能。勤務時間や場所も選べる
- 日払いや週払いに対応している場合も
派遣社員デメリット
- 有期契約でいつまでか分からない
- ボーナスや有休が無い
- 失業保険が”すぐに”貰えない
- 寮が近いとは限らない
どちらが正解というのはありませんが、現役の期間工のタケとしては期間工をオススメします。
実際に入社祝い金を受け取るとその有難みが分かります。
タケにとっては入社祝い金は命の恩人(?)みたいなものです。
入社祝い金を受け取るには、派遣会社経由で期間工に応募する必要があります。
各メーカーの入社祝い金はこちらに詳しく載っています。
「無職、借金300万、30代とかって人生詰んでるだろ?」
って思うかもしれません。
この単語だけ聞いたらそう思いますね。
僕はまさにこの状況に陥っていました。
でも、このような状況からでも期間工で人生は逆転出来るのです。
僕はサラリーマンを辞めてから実家で毎日ソシャゲ三昧の廃人生活をしていました。
収入もないのに毎日課金して、ガチャを回しまくっていました。
その時に作った借金は300万以上。
33歳で無職実家暮らしの借金300万のクズです。
でも期間工でその借金を返済することを開始。
僕が借金300万を作って返済に至るまでのストーリーは以下から見れます。

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