勉強は誰にも負けなかった
”頭が良いね”と
言われるのは当たり前
努力と才能によって
最強の学歴を手に入れた
良い学歴があれば
人生思い通りになる
一流企業で働き
やりたい事をやって
誰もが羨む収入を手にする
はずだったのに…
普通の生活すら出来ない
家もない
借金だらけ
病気もある
いつから私は
こんな人生を歩む事に
なったのだろう…
こんにちは、タケ(@takekikan01)です。
今回は書評ブログに挑戦してみます。

ちょっと新しい試みをしてみようかなと。
今回ご紹介するのが、
東京貧困女子
彼女はなぜ躓いたのか
という本。
緊急事態宣言中でも開いていた本屋に行ったら、店頭に並んでいたので買ってみました。
貧困とか底辺と聞くと反応してしまうんですよね。
- 人生こんなはずではなかった
- 頑張ってきたのに上手くいかない
- お金や仕事に困っている



こういった方に読んで欲しい本です。
ちなみに、本書は女性が取材対象ですが、貧困への過程や状況に関しては男性でも共感出来る部分はあるかと思います。
【東大・貧困女子の末路】東京貧困女子とは


主に東京の一般的には恵まれた環境、状況、学歴だったのにも関わらず、社会的な底辺にいる人達のストーリーをまとめた本です。
東京とその近郊で暮らす単身女性とシングルマザーの貧困問題を考えるため、「総論」ではなく「個人の物語」に焦点を当てて紹介している
引用;東京貧困女子の帯
貧困と一言で言っても状況や過程は人それぞれ。
本書では、落差が激しい方が多い印象。
勉強がよく出来て、高学歴な人も多く登場します。
でも、その後の人生が破茶滅茶だったり、ちょっとしたきっかけで大きく崩れてしまう。
- 国立大学医学部生なのにパパ活
- 京都大学B判定だったけどAV女優に
- 東京大学大学院→正社員はおろか、パートすら決まらない
人生何が起こるか分からない
この言葉を体現したような本です。
本書は7章構成になっており、各章ごとに濃いエピソードが紹介されています。
なんとなく手にとった本でしたが、最後まで一気に読み進めれるぐらい濃い物語ばかりです。
【自分は底辺ではない】自分だけは大丈夫と思っていませんか?


自分だけは大丈夫!
道を踏み外すことはない
こう思う方も多いと思います。



対岸の火事だと思ってしまう。
自分は大丈夫
自分がこうなるはずはない
今まで通り生きていれば問題ない
本書に登場する人物達も、”自分は大丈夫”と感じていた方がいます。
でも、人生では予想もしないような事が起こったりします。
というより本書に登場する人物のほとんどは平穏な日々で、”何か”が起こります。
その”何か”がきっかけで坂道を転げ落ちるような感じで貧困に陥る。
一旦貧困に陥るとなかなか這い上がれない。
貧困から這い上がろうと頑張るんだけど、泥沼にハマっていく。
泥沼にハマっている所に甘い言葉をかけてくる人がいる。
助かった
そう思ってその人について行くと、更に搾取される。
貧困になり、精神的にも追い詰められると視野が狭くなる。
詐欺師を見分ける事も難しくなる。
ますます貧困になる
本人の体験談を元にストーリー立ててまとめられているので、非常にリアリティに溢れる内容です。
【家庭環境が、病気が…】恵まれない環境は誰にでもある


- 児童虐待・ネグレクト・DV・暴力
- うつ病・統合失調症
- パワハラ
- 自殺未遂
本書ではこのようなワードが頻繁に出てきます。
どれも社会的に問題のあるものばかりです。
でも、表沙汰にならない。
というより、出てこない。
本人も声を上げられない状況に追い込まれ、加害者側も上手く隠蔽する。
表面的には何もなくても、裏では問題だらけ。
この本を読めば、こういった社会の闇を見ることが出来ます。
東大卒の超高学歴でも底辺や貧困に陥る場合もある


本書では高学歴なんだけど底辺な女性がたくさん登場します。
その中でも、東大大学院卒の女性がいます。
高学歴の女性なら、シングルマザーになっても就業機会が与えられるのか。
答えは否である。
自分が貧困みたいな立場になるとは、実際にそうなるまで夢にも思いませんでした。
これ見てください。全部、不採用通知です。全部で50通を超えます。
- 元富裕層
- 東大大学院卒
- 英検1級
- キャリア官僚妻
持病で体を満足に動かすことが出来ない
学歴が全てではありませんが、学歴が高い方が生きていく上で間違いなく有利です。
東大大学院卒の方を含め、有名大学を卒業しているにも関わらず、紆余曲折を経て貧困に陥ってしまった方をリアルに紹介されています。
【持論】貯金さえあれば底辺に落ちても復活しやすい


今回本を読んでみて思ったのは、貯金さえあれば人生を復活させやすい。
という事。
もちろん、お金で解決出来ない問題もあります。
でも、大半の困難はお金があれば解決出来ます。
おそらく8割ぐらいは解決出来るのではと思います。
”今”は良いかもしれませんが、いつ自分が底辺に落ちるか分かりません。
もしもの為にもお金はある程度残しておくべきでしょう。
浪費はマジで無駄。少しでも貯金しておくべきでした
ここからは自分の話になりますが、
ソシャゲばかりでお金を浪費しまくっていた過去の自分はマジでバカでした。
300万以上課金してきましたが、マジで何も残らない。
ソシャゲしている時は楽しいんだけど…。
無駄金使って来たなと思います。


結局ソシャゲや無職期間のおかげで300万もの借金を背負いました。
かなり減ってはいますが、まだまだ長き道です。
転落するのはあっという間。でも這い上がるのは何倍もエネルギーがいる。
身にしみて感じます。
貧困に陥った女性も転落スピードが早い【末路】
また本の話に戻りますが、高学歴で、大企業に就職していたようなハイレベルな方でも転落する時は転落します。
むしろ、高い位置にいたからこそより低い位置まで落ちていく感じでしょうか。
こんなつもりではなかった
少し足を踏み外しただけで一気に貧困に陥る。
リアリティ溢れるストーリーがたくさん紹介されていました。
決して対岸の火事ではないので、自分の事のように感じながら最後まで読んでしまいました。
【東大・貧困女子の末路】東京貧困女子をおすすめしたい方





本書はこういう方に読んで欲しい!
- 自分が底辺だと感じている
- 借金をたくさん抱えている
- 今の自分に不満
こういう方は、本書に登場してくる人物に共感出来る事が多いはずです。
過去の自分と重なる方もいるでしょう。
登場人物は、底辺や貧困に落ちてもなんとか生きようと努力している方ばかりです。
今の自分に不満がある方には心の支えとなるかもしれません。
コメント
コメント一覧 (2件)
お疲れ様です。
奈落の底に転落するのは簡単ですね。自分も一昨年の9月にカード停止、債権会社から連絡が来ました。毎月13万円もの支払いでカツカツでした。この前やっとの思いで貯めた貯金も繰上げ返済で無くなりましたが、残り17万円ほどで完済できるようになりました。
貯金は、本当に大事ですね。これからは僅かでも少しずつ貯めていきます。
マツダ新人さんお疲れ様です。
転落はあっという間ですよね。債権会社からの連絡はきついです。でも完済が見えていて羨ましいです。
貯金さえあれば出来る事が広がるので、持っておいて損はないですよね。